2位じゃだめなんですか!?~スーパーコンピュータ「京」~
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ちょっと前、有名な政治家がこんなことを言っていた。
「2位じゃだめなんですか!?」
皆様の中には
「2位じゃなんでだめなの?」
と思われた方も多いと思う。
それは1位を狙わねばならない
スーパーコンピュータ
というものの本質があると考える。
さて、今回のニュースは
このニュースにもあるスーパーコンピュータ
これがずばり「2位じゃだめなんですか!?」
といわれた「京」である。
スーパーコンピュータ「京」
「京」は理化学研究所と富士通が共同で開発したスーパーコンピュータである。
一つの計算機ラックに102個のCPUを搭載しており、そのラック864台で構成されている。延べ、CPU88128個が搭載されている。
それにより10ぺタフロップス*1を達成している。
そのほかにも信頼性を向上させるための諸機能を搭載している。
TOP500
TOP500とは世界でもっとも高速なコンピュータを500位まで定期的にランク付けしたものである。
「京」は2011年度に実施された二回のランク付けで1位になっている。
最新のランキングでは1位は中国の「天河二号」である。
なお、「京」は4位となっている。
他にも性能を測るランキングとしてはGraph500*2がある。
こちらでは最新ランキングにおいて「京」は1位である。
なぜ、1位にこだわるのか
私見になってしまうが1位には単純に価値があるのだと思う。
それは何より技術立国の証明に他ならないからである。
1位になることによってこの国のスーパーコンピュータを造る技術が世界で1位であるという主張ができるのである。
技術立国が技術立国たりうるためには1位が必要なのであると考える。
まとめ
上でも述べたとおり「京」はGraph500において1位を誇っている。
しかしながらTOP500では現在4位となっている。
そしてこの記事にもあるようにまた予算を削られてしまう可能性もある。
この削られてしまう理由の一つに有効活用できていないという点が挙げられている。
だから本来は予算を削るのではなく、どうすれば有効利用をできるかと言うことを議論すべきだと思う。
また、「京」には1位をTOP500で奪還してほしいものだ。
以下、参考資料
1:スーパーコンピュータ「京」 - Fujitsu Japan