読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

みならい化学屋の実験室

軸がぶれ始めている一応科学ブログだけどほとんど雑学ブログ

白熱灯&蛍光灯製造中止へ!第一回、白熱電球について


スポンサードリンク

f:id:psciencist:20151126192308j:plain

時代はLEDへ

日本政府は2020年をめどに白熱電球と蛍光灯の製造を禁止する方針を固めたようだ。

上記の二つはエネルギーを多く消費するため、温室効果ガスの発生量も多くなってしまう。

その為製造を禁止するようだ。

そしてよりエネルギーの消費の少ないLED電球に置き換えていく方針としている。

このシリーズではそんな現実をもとに時代を支えた家庭用の照明機器について全3回のシリーズでお送りしたい

今回の第一回は白熱灯、つまり白熱電球に迫る。

目次

白熱電球

白熱電球wikipediaによると

ガラス球内のフィラメント(抵抗体)のジュール熱による輻射を利用した電球である。

と、している。

つまり、電気エネルギーを光に変換しているのである。

これは直流でも交流でもかまわないし、商用電源であれば周波数も問わないとしている。

直流は一定の電圧が流れるので良いのだが

交流では下の図のように

f:id:psciencist:20151126182913p:plain

電圧値が波を打っているのである。

これは西日本なら1秒に60回、東日本なら1秒に50回波を打っている。

日本の一般家庭用100Vは100Vと-100Vを行き来しているということだ。

つまり一回電圧が0Vになるのである。

と、言うことは本来白熱電球が点滅してもおかしくないのである。

しかしながら白熱電球は点滅しない。

これは、赤熱しているフィラメントがその瞬間瞬間では冷めないためである。

白熱電球の効率

この白熱電球は非常に効率が悪い

なぜなら熱を利用しているからである。

発熱し、赤熱させているためそのエネルギーはほとんど熱として使われる。

また、そのときに赤外線が出るためそちらにもエネルギーが発散されてしまうためである。

この点がエネルギーを大量に消費してしまう元になっている。

そのエネルギーの無駄を防ぐためにガスを封入しているが

その効率は100W白熱電球で2.3~2.6%とされている。

蛍光灯の効率が6~16%、LEDに至っては効率が理論上40%前後であることを考えると比較にならないくらい効率が悪いことが分かる。

白熱電球の寿命

白熱電球の寿命は1000時間前後とされている。

それに対し蛍光灯は6000~20000時間であり

LEDは20000~60000時間とされている。

つまり、寿命で考えれば

白熱電球60個=蛍光灯3個=LED電球1個

となる。

製造個数で考えても非常に非効率である。

意外な誤解

実はこれ、トーマス・エジソンが発明したわけではない

ジョゼフ・スワンが発明したのである。

ただ、商用的に実用化したのは紛れもなくトーマス・エジソンである。

まとめ

とどのつまり、総合的に考えて白熱電球の製造が禁止になるのは仕方がないことである。

しかしながら白熱電球の明かりは温かみがあり、好んで使う方がいるのも事実である。

温かみを持ちながら、効率も寿命も良い、そんな照明機器が待たれるところである。

あくまで「製造」が禁止であって使用は出来るので電球難民は生まれないと思うが

次回は蛍光灯について迫っていきたい。

 

白熱灯&蛍光灯製造中止へ!シリーズリンク

第一回、白熱電球について(本エントリー)

第二回、蛍光灯について

第三回、LED照明について

広告を非表示にする